翌日、作戦会議において作戦内容を聞いた。内容は先日に遭遇した敵部隊の捜索、撃破だという。他の作戦もあったようだがこの周辺にいてもおかしくないので優先させたようだ。なにより敵は死角を狙ってくる。それはかなり危ない。ザクが一発でやられたのだから相当な破壊力、弱点の察知能力なのだろう。この作戦の影響で所属部隊に行くことは延期になった。アラスカからほど遠い場所で駐在しているからだ。
作戦はジョセフとナハルの他、別の小隊がつくようだ。この連隊には6つの小隊がある。一個小隊あたりにだいたい3〜4機のMSが付く。しかしほとんどがザクやグフである。唯一ドムはこの2機だけである。
「君がこのドムの操縦者で第2小隊隊長のジョセフ君かい?」「はい。そうですが、たしかあなたは…」「覚えてくれていたか。うれしいね。俺は第3小隊隊長のリュウヤ・カサヤマ大尉だ。よろしく。」「こちらこそ。ここにいるということは作戦に出るということで?」「そういうことだな。使うのはグフだ。そろそろ準備に行ってるぜ。」自分も戻った。
操縦席に座った。装備は前回と変わりはない。「実質的な初陣だな…」MS専用のゲートが重く開き、特有の冷気が漂っていた。
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