2009年11月1日日曜日

機動戦士ガンダム〜雪原の兎たち〜 11 凍結の地へ

MS格納庫の外へ続く扉を開けるとあたり一面真っ白だった。昨日も雪が降ったらしい。
準備も終えて、移動前の挨拶も済ませてもう後は出撃するだけとなった。「もうこことはお別れか…なんか少し寂しいよなぁ」「まあそうだが、いつかは帰ってこれるさ」
基地を後にした。護衛はない。しかし敵が来そうな感じも全くしない。これはシュルハの読みが当たったと言えるのかもしれない。少し行くと大きな山脈が行く手を阻んだ。「こんな高い山がたくさんあるのか…本でしか見たことがないが威圧感を感じるよ」「まるでコロニーがカプセルみたいに思えてきたぜ」登るのは到底不可能なので東の山に囲まれた川にそって進んだ。途中に小さな村がいくつかあったが人の気はなかった。あったとしても野生の動物達ぐらいだった。
地図上にして半分まで来ることが出来た。時計を見ると既に夜の9時を過ぎていた。実に約半日ずっと動いていたようだ。周りにレーダー反応が全くないので野宿になった。
寝る前にあることを思いついた。この機体には普通の装備の他、雪原用の装備があったはずだ。他に何か機能があるのではと思い全く見なかった説明書を読んだ。面白い機能があるようなので明日試してみる事にした。

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