「新しい隊長はまたなのかい!?」通信から罵声が聞こえた。「まだ応答がありません。おそらく昨日の吹雪のせいかと…」「わかった。切るわよ。」いつになったら来るのだろうか。しかもよりによって今攻めてくるなんて…この部隊…第2小隊は焦っていた。
「あと少しで…ゴールだ。やっと本職に就けるぜ。」「ああ、あと少しだ。…ん?この通信は…」音はかすかだが女性の声が聞こえた。それにこのチャンネルはジオンMS専用のはずだ。「おい、ナハル!この通信は!」「どうやら何かあったな。急ごうぜ!」エンジン音を響かせて疾走した。
着いた先には戦艦とMSが戦っていた。すぐさま通信のチャンネルをまわした。「こちらジオン極北地方連隊第2小隊新隊長、ジョセフ・カイアスだ。応答を頼む。」するとすぐさま返ってきた。「私は第2小隊の隊長代理、リナ・サーマイン少尉よ。隊長が来たならもう代理じゃないわね。」「フッ、そうか。とりあえず陣型を組み直す。一旦退くべきだ。今は君に指揮権があるからな。」「なら組み直す時にその権利やらを返すわ。」彼女の機体はグフらしく、見たことがない武装だった。
陣型を組み直したのは以外と早く終わった。戦艦との戦いが始まる。
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