戦艦は既に岸のすぐ近くまで迫っていた。あの中にはMSが積んであるのだろうか?もしあるとしたら戦力的には不利だと思った。「二人に聞く、あの戦艦からMSが出てきたらどうする?」二人は「叩くだけだろ。」「倒せばいいんじゃない。」即答だった。さっきの戦力差は忘れることにした。「よし、じゃあ突っ込んで倒す!突撃だ!」「了解!」隊の全員の声が聞こえた。
本格的な戦いが始まった。この地も元は港町だったらしく、戦艦はそのドッグ内にいた。そのために比較的近づきやすかったがさすがに戦艦、火力と弾幕が馬鹿にならなく、あまり近づけなかった。「これは遠距離戦に持ち込めるわね…あれを使うか」「何か策があるのか?」「あんたのおじさん…もといシュルハ中佐が持ってきた特注のロング・ライフルを使うのよ。隊長がね。」「ええっ!家族関係知っていたのか!?…それはともかく、その案を使ってみるか…。」
自分だけ戦域を離脱し、言われた所…基地の格納庫らしき所を見ると確かに灰色の連結式のライフルがあった。連結式なので持ち運びが楽だった。戦艦の死角となる場所を探し、2モードある内のスナイパーモードを選んだ。海は荒れ、気がついたら雪ではなく雨が降っていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿