2009年10月18日日曜日

機動戦士ガンダム〜雪原の兎たち〜 10 旅路の朝

翌日の朝早く、いつものように会議があった。リュウヤはいなかった。あの戦いの後の調査に行ったらしい。会議にいたのはジョセフとナハル、そして大隊長のシュルハだけだった。内容は2日かけてアラスカ基地から真北にあるノーススローブと言われる街だった。写真を見せてもらったがすぐ近くに北極海の流氷が漂っていた。そして現地の気温はよくて0℃を越える程度の寒さらしい。
ジョセフが「やっとするべきところに行くことができる。しかしとても寒そうだ。」ナハルも「アラスカでこの寒さ、更に寒い場所があるなんて…」「この地球には様々な気候がある、コロニーでは絶対にしない気候の差がな。」「人が作ったのにわざわざ不利になるような環境にはしないですしね。おじさ…いや中佐は地球のいろんな所に行った事があるんですか?」「ああ、君たちが生まれる少し前にね。」彼は、軍に入る前に地球の各地を旅していたという。彼はそこで地球の広大さを感じたという。「今となっては無理だがまた旅をしたいものだ。」「この戦争が終われば行けますよ。その時は俺たちも同行しますよ。」「それは心強いな。」とても楽しい話で時はすぐ過ぎた。
準備が終わり、いよいよ二日間の長い旅路が始まる。

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