敵機は傷ついているにもかかわらず攻撃を仕掛けてきた。しかしこの反撃も虚しく、リュウヤのヒートサーベルでことごとく敵機は貫かれ、爆散した。
「随分とキツイ戦いだったな…しかしジョセフには感謝しないと…」「でも何で気づいたんだ?」「前に聞いたことがあるんですよ、連邦には軽さを追求したMSがあって瞬時に行動ができるってジオニックに働く友達から聞いて。」「なるほど、機体が軽いからすぐ背後を取られたのか、それにバズーカ砲一発で尋常ではない吹っ飛び方をしたのも軽さを追求したMSだって事も立証できる。」「しかしよく見ると耐寒装備も付けてないぜ。何でそんな軽量の機体が耐寒装備もなくしてこっちにいるんだ?」「さあな。むこうにはなにか考えがあるんだろう。じゃ、戻るか。」
帰りは夕方だったからか、積もった雪が太陽の光を受けて真っ赤に染まっていた。ジオンのコロニーでは見ることはまずなかった。自然の見せるこのような現象は人の手で作られたコロニーではとてもできないだろう。自然の力だからこそ作る事が可能なのだろう。
基地に帰ってからは自由になっていた。明日は第2小隊の面々を見る事になる。この基地とも今日が最後だろう。名残惜しい気がした。
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