2009年10月8日木曜日

機動戦士ガンダム〜雪原の兎たち〜 2 倒れた隊長

通信が途絶える…つまりナハルの言っていた殺られるということ。としたら少佐が危ない!
無線で安否を聞こうとした。その直前に通信が復旧した。しかし少佐の声は小さかった。
「君たちだけでも…アラスカに行け…格納庫にMSがある…それを使ってくれ…」
「しかしそれはあなた達の部隊の機体では…」
「あれは君たちの…機体だ…わが部下よ…」
わが部下…?ということは!?
「もしやあなたが…!?」
「そうだ…極北地域連隊第2小隊の…カルス・タナキウス少佐…だ…後は頼む…小隊の指揮を…」
つまり、あの少佐が隊長だったというのか!?それに小隊の指揮とは?そしてまた通信が途絶えた。ナハルが「どうするんだ。」と聞いたのでジョセフは「隊長が言ってた事をするだけだろう。」と落ち込み気味に話した。
「そうだよな…。でもな…隊長がとてもかわいそうなんだよ…」
よくみたらナハルが泣いていた。子供の頃にあまり泣くことはなかった。しかし涙を拭い
「いつまでもこんな気じゃいけないよな。今やることをするのが一番の役目だ。」
「ああ、絶対に成功させて、生きてアラスカに行こう。」
自分たちを守り、そして倒れていった人たちのためにも…

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