アラスカへ着くなりすぐに部屋へ呼ばれた。なんの部屋だかはわからないがなにやら旧式の戦闘機や戦艦の写真が飾ってある。中には大昔にニホンという国で使われていた有名な零戦もあった。子供の頃にもこんなような部屋にナハルと来た記憶がある。「久しぶりだね。ジョセフ君、ナハル君」「お…シュルハおじさん!?」ナハルが驚いている。
その時、なぜ二人だけの派遣にこうも旧友だったのかがわかった。「ジョセフよ…タジナフは元気にしているかね?」「はい、元気にしています。それにしてもここの大隊長だったとは…」「ルウム戦役を知っているだろう。そこで功績をあげてな。」「おじさんは変わりないね。前から戦闘機が好きだったし。」「それがあったから今の私がいるようなものだよ。さて、本題に移ろうか。」
封筒を渡された。封筒の中には階級章とジョセフには手紙らしきものが入っていた。「こ…これは少尉の階級章じゃないですか!?いったいなぜ…」ナハルが疑問に思った。しかし、ジョセフの手紙にその答えは書いてあった。「う…嘘だろ…」
そこには偶然なのか、それとも運命だったのか信じられない事が書いてあった。
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